2021.6.8 網先山
メンバー:私だけ
今回は趣向を変えて撤退の話。
登山に於いて撤退時に何故か「勇気」と言う言葉が使われる。
「勇気ある撤退」と。
何故無事生きて帰る事に勇気と言う言葉が必要なのか、私には解らない。
せめてものカッコつけだろうか?
私の中で撤退とはただの選択の1つでしかない。
6月8日、赤穂に仕事で行った。
以前から気になっていた三角点があって、早い時間に周辺で仕事があれば行こうと思っていた所だ。
と言ってもちょうど昼頃。無理そうなら直ぐに引き返す。
周辺をうろちょろしていると地元の方がおられたので話を伺うと、龍神社には地元の人や観光客も行くがそっちの山(網先山)へは誰も行かない、聞いた事が無い、と言う。
集会所に車を停めていいとの事で早速行ってみた。
■コース(予定)
福浦新田集会所→龍神社→P160→三等三角点 点名[網先山]
※ピストン
黒点が撤退ポイント。
福浦新田集会所
ここの東隣に車を停め、北向いに龍神社へと続く参道がある。
龍神社への参道の階段。
2基目の鳥居
この辺りでアブがうるさく、虫除けスプレーを体に振り撒き、蚊取り線香も焚いた。
龍神社本堂
東へ向かう内に広めの遊歩道(東側からの参道かもしれない)があり、軽快に進める。
小ピーク
ここはきっと地元の方も来ている事だろう。
登山者は来そうにないが。
P160が見えた。
林道を進み、地形図から見るに取りつけそうな所まで行く。
ここから一先ず地形図上一般道路まで登る。
尚、道は無い。
一般道路に出た所に貯水タンクらしきものがあった。
ここからが登山となる。
早速の灌木藪だかこの辺りは薄い。
地籍調査のプラ杭があった。
数本見かけたが途中から藪が酷くて見失う。
笹藪も出てくる。
ここはかなり薄いのでサクサク行ける。
余裕がある所でしか写真を撮っていなく、酷い所では若干の獣道を利用するが匍匐前進だ。
マダニも酷かった。
この先が撤退ポイント。
ここも薄い。何せ撮る余裕がある。
この先の獣道を匍匐前進で5m程進んで、「あぁ、アカン。今日の俺のピークはここや。」と判断。
もう6月。朝から行ってれば多少の無理をしていたかもしれないが、兎に角マダニが酷かった。
そして細く低い獣道。匍匐前進中、こんな所で猪に突っ込まれたらたまったものではない、と無理をする必要も無いのであっさり引き返す。
そこには勇気等必要無ければ、悔しさも一切無い。
ただただ山に入っただけ。
下山中、少しの景色に心洗われ情景として映った。