jfcgym’s blog

山と格闘技と私

登山に於いての責任。

「登山は自己責任」は正しいのか。 遭難ニュースで目にするネットとメディアへの違和感

https://yamahack.com/3676/2

「自己責任」と言う言葉には賛否両論がかなりある。
このヤマハックの記事でもあるように、 この様な方が言われる際には「私はこの「自己責任」 と言う言葉が大嫌いである」と言い、概ね感情論に走ってしまっては中身が薄れてしまう。


かく言う私も、 なんでもかんでも自己責任で済ませるのは如何なものかと違和感を抱くし、 かと言って自己責任として考えない事こそが無責任だと言う山行内容も少なくはないと感じている。
その為敢えて「自己責任」と言う言葉に「管理」 と言う単語を加えさせて頂き、「自己管理責任」も少し書きたい。


例えば体調が悪い、怪我が治ってないのに、 今ならワクチンを打ったその日や次の日に山に行く。
等々をYAMAPで度々に見かけた。
これは自己管理責任の部類と言い切ってしまいたい。
立ち入り禁止区域に入るのはどうだろうか?
ヤマハックの内容に似た様な事も書かれていたが、責任回避の為の立ち入り禁止。これは解る。
が、行ってしまうのだ。
何故なら虎ロープ1本注意書きプレート1枚だったりするから 笑。
天候が悪いと解っているのに行く、天気予報さえ見ないで行く、 これはどうだろうか?
下界では晴れていたのに、頂上では…なんて事は山のあるある。
特に3000mを超える所や複雑な地形の所では。


自己責任では済まされない、と言う事も勿論ある。
道具の不良品、登山道のテーピングがあやふや等。
私は登山道のテーピング、マーキング、 プレートに対してはアンチテーゼを抱いている方なので信用していないが、読図が出来ない人からすればそれを頼りに歩く事だろう。
そのテープ(紐等) が山菜ポイントの為のものとは考えずに登山道だと信じ込んでルートロス、なんて事も山のあるあるだ。


詰まるところ原因が他者を含む内容は自己責任では済まされない、 自身が原因なら自己責任、 或いは自己管理責任の不足と言えるのではないだろうか?
厳しく言わないから反省しない、考えようとさせない。
私としてはこれは無責任の部類だ。
そして同じあやまちを繰り返す事、これも無責任の部類と言いたい。
責任のある登山を出来ている者がどれだけいるだろうか?
それこそYAMAPではほんの一握りかもしれない。
だからこそYAMAPを開くのが嫌になり全く見ない様になってしまった。(フォロワーが遭難事故を起こした、フォロワーのフォロワーではあるが亡くなったと言う事もあり)
自己責任、自己管理責任、無責任、責任。
そんなに難しい問題ではないと思うので今一度考えて頂きたい。
逆に言うと考えない事こそ自己責任の先に待ち受ける危険にたどり着いてしまう、と言えなくもない。

 

ちなみに今使っている登山系アプリは「三角点Viewer」でこれは三角点大好きマンにオススメ。

あとSNS、と言うよりもネット上の人間関係が苦手な人にも 笑。(イイネやコメント等も無いので気軽なものです)

一応GPS機能はあって(一応程度)、ログは取れない、山行中の軌跡は出ないが三角点の写真登録は出来る。(まだまだ写真登録されていない三角点も多くあるので1番乗り好きにも)

自分でルートを考える、自立、主体性のある登山がしたい人にも勿論オススメ。