jfcgym’s blog

山と格闘技と私

リーダー。

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先日古本屋で買った「やさしい山の歩き方」登山関連はこの様な初心者向けの本にこそ真理があったりする為気になったら買うようにしている。
日々アップデートされる登山関連の道具や技術。発行が94年とは言え未だに変わらぬ事もある。
どの分野にしてもそうだが基礎と言うものがそれにあたるようにも思う。
だがその基礎も人によって教わった人や会、それこそ本、環境そのものから考え方に違いが生じるのは仕方無い事なので無闇やたらと信じるのも禁物。
単純な所ではトレーニング方法で、人には重心があり、その重心とは人それぞれ異なる為、自身の重心に合っていないトレーニングをやると故障や事故に繋がってしまうのだ。


今回のテーマはグループ登山に於いての「リーダー」
昨今はヤマレコやYAMAP、ジオクラフィカ、山と高原地図、等々で無料のGPSがある為紙地図やコンパスを持たずして登山を行う者やグループが増えてきた。
持たないどころか読図は出来ない、ルートファインディングは出来ないと言った登山者が多く見受けられる。
一昔前じゃ先ず考えられない。
GPSは完璧では無いと言う事を知っているのだろうか?

スマフォを落としたらどうするのだろうか?
いくら距離や累計標高を稼ごうがスピードが速かろうが地図が読めない者はいつまでたっても初心者だと私なんかは思ってしまう。
1人で山に行くのが怖いからと複数で山に行くのはいいが全員が全員地図は読めないルートファインディングは出来ないでは危険要素を増やすだけだ。
グループ登山なら必ず1人だけでも出来る人がいてほしいものである。


そしてそのグループ登山、昨今はリーダーが不在のグループが多々いる。
何か遭った時にはどうするのだろうか?
休憩やペース、コース、エスケープルートはどうしているのか?
私からすればリーダーを決めずしてグループで山に入る時点で遭難予備軍と言える。
ついでに言えば読図、ルートファインディングが出来ない時点で山に入る者も遭難予備軍と言ってしまいたい。
はっきり言って想像力が足らなさ過ぎる。

山をナメている。
「何か遭った」人が今年だけでもどれ程いたのか。
日々勉強している人を意識高い系と馬鹿にする昨今だが、同じ失敗を繰り返す意識低い系こそ馬鹿にされるべきである。