散々言われているこのお題。
一昔前のPRIDEやK-1では軽量級の選手は相手にされず、山本キッドが出てきたHERO'S、DREAM等では軽量級も注視されたがそれでもまだその時代ではそこまで、の記憶。
RIZINになり堀口がUFCをFA、そこからようやく、の様に感じる。
結局は階級スポーツが定着しているかどうか?が肝で、ボクシング、キックボクシングではそれが整備されている。
こちらはボクシングの階級と体重。
こちらはK-1の階級と体重。
こちらはMMA。(UFC)(ざっくり引っ張ってきたのでバラバラは勘弁)
それぞれのバンタム級の体重で言うとボクシングは53.52kg、キック(K-1)は53kg、MMAは61.2kgとMMAが明らかに違う事が解る。
何せ体重差があるにも関わらず視聴率を取る為、PPVの為、話題作りの為に無茶なマッチングをする。
そしてRIZINに於いてベルトがあるのがバンタム級(堀口恭司)、フェザー級(牛久絢太郎)、ライト級(ホベルトサトシソウザ)、ここから飛んでライトヘビー級(現在空位)の4階級しかない。
本来の階級から上げなければたどり着けないとなるのも無理はない。
堀口然り扇久保然り朝倉海然り、本来はフライ級だった。
バンタムでやるには体重を上げなければならないし、フィジカル差を埋めるには手っ取り早くウェイトトレーニングと言う安易な思考となるのも仕方がない。
そんな事からもMMAとボクシングでは話が合わない。
お題の格闘技に筋トレは必要か?論、例えばボクシング、キックボクシングでは寝技、組技が無い。
ベンチプレスの様な状況が無い。
MMAにはその状況がある。
私は今はボクシングしかやっていないのでここからはそこだけの話に絞ると、やはり打撃のトレーニングは打撃がベスト。
登山のトレーニングは登山、と同じだ。
ただ補強のトレーニングはやっている。
器具ではラダーやコーン、ジャンピングボックス、バトルロープを使った息上げ、瞬発力を上げる為のトレーニングを。
唯一バーベルを使ったトレーニングはこれ。
あと畑山がやっていたハンマートレーニングも連動を頭に刷り込む為にも取り入れていて私の場合は完全に打ち下ろすのではなく、途中で止めるやり方。
私の感覚としては止める方が良い。
この様に世間一般で言う筋トレ、ウェイトトレーニングはやっていない。
同じ時間を使うなら先ずサンドバッグ。
何故ならボクシングは殴り合って倒し合うスポーツであって、ボディメイクを競うスポーツではないので。
だからと言ってボクシングは上半身を鍛えればいいと言う訳でもなく、私としては特に足腰を重要視していて補強トレーニングもそこがメインとなる。
例えばストレートを出した時、どこの筋肉が使われているか?と思って体を触ってみると腕よりも足の方にムキムキ感がある事が解り、じゃーどんなトレーニングをやればいいか?と。
ただこれも結局は人それぞれ体の動かし方が違うと思うので、やはり実際に自分でストレートを出した時等に体を触った方が良い。
そしてこれはあくまでもトレーニングの話。
マススパーではインパクト時に拳を握らない、寸止め。
それでも相手が突っ込んできてこちらが寸止めであっても当たってしまえばダウンする事がある。
私のジムではボディーは当ててOKとなっているがマススパーのゆるい左ボディーでもタイミングが合えばダウンする事がザラにある。
拳は握ってないし、スピードも抑えているのに。
そうなるといよいよ筋トレ、ウェイトトレーニングはやる意味があるのか?と考えてしまう。
尤も何らかの理由があり階級上でやりたいともなれば話は変わってくるし、押し負けられるからと言う理由でも変わってくる。
そんな訳でこの議論はまだまだ続くやろなぁ。
そしてどうオチをつけようと悩みに悩んだが、
ま、結果論かな 笑。
どんなトレーニングをやろうが倒せばいいのよ。