jfcgym’s blog

山と格闘技と私

物。

「物」について何度も考える。

自分で言うのも何だがこれまで衝動買いを含め趣味にお金を費やしてきた。
常に隣り合わせにあるのが「俺が死んだら」と言う事だ。
これはおそらく何かしらの収集家なら誰しもが1度は考える事だろう。
自分の場合は小学生前からDrスランプアラレちゃんをはじめ漫画が多く、次にレコード。
そのレコードもバンドをやっていた当時の自身のバンド物やディストロをやっていた当時の物もある。

勿論楽器然り、Doll等の音楽雑誌、ファンジン、Tシャツ等。
それから登山やキャンプ用具(これらは災害時にも使える物が多い為また違ってくるが)、格闘技関連。
「俺が死んだらゴミとなるのか」と毎度ながら行き着いてしまう。
どうしたものか。。。


同じ歳の格闘家で青木真也と言う男がいる。
彼はミニマリストで家には物がほとんど無いそうだ。
現在独り身であるからこそミニマリストと言うライフスタイルなのかもしれない。
何しろ物があれば後始末に困る。
どこかに引っ越そうにも大変だろう。

ましてや彼は格闘家なのでいつ何があるか解らん。
家と言う概念をただの寝床とするのであればミニマリスト程楽なものはない。
対極だからか今となっては憧れすらある。
さてどうしたものか。。。


レコードだけに思考を置けば、例えば将来性としてレコード店はどれ程需要があるのか?と言う事がどうしてもつきまとう。

店に行って買う人よりもネットで買う人の方が多い事は明白で、ほとんど倉庫状態なんて店舗もあるかもしれない。

それなら家賃や人件費、光熱費諸々を考えると街の家賃の高い所ではなく、郊外で倉庫を借りてネットの販売だけに絞った方がいい、となるかもしれない。

私が所有するレコードのジャンルのメインはパンクでありそのパンクレコードを扱う店が果たして将来性があるのだろうか?
実店舗としてはディスクユニオンですらどうなるかは解らない。
今やパンクバンドをやっている年齢層は高い。

これから若いバンドが増えたとしても物としてリリースするバンドがどれだけいるのか。

それどころか時世により1度リセットされた。
レコードも所有する欲を埋める作業の為だけに買っている人も少なからずいるだろう。
そんな人達も私がいざレコードを手放そうとする頃にはもっといいおっさんとなっていて、もう買う事をやめているかもしれない。
私の考えとしては出来る事なら表現者の手に渡ってほしい。
あるいは本当に好きな人の手に。
そう考えた時にメルカリやヤフオク等が1番良いのかもしれないと考え始めた。

本当に登りたい山があるなら自分で調べるように、本当に欲しいなら自分で調べるはず。
そんな人の手に渡るのがベストだ。
私はそれらを聴いて自分解釈をし表現してきた。
私が手放す事をためらう内に死んでしまってはあまりにもレコードがもったいない。
きっとこれからの誰だかに役立つ、そう思っておきたい。
繰り返すが、どうしたものか。

 

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